今週のお題「こんなバイトをしてました」
30代になるまでに8つくらいバイトをしていました。
その中でも印象深い「個人店」のバイト経験を比較してみます。
学生時代の飲食店
大学生での経験です。
初めての「仕事」でバイトから社員まで続けました。
当時の私はいわゆる「優等生」で
自分はできるやつだと思っていたに違いありません。
しかし、3か月たっても1年経っても怒られてばかり。
何度やめようと思ったことか・・・
ようやく目が出たのが3年目くらい。
ある出来事をほめてくれたことで、楽しさと自信が芽生えてきました。
ここで話したいのは、「私の忍耐とか我慢」がすごいということでなく、
「育てる側がいかに考えるか」ってことです。
始めの店長は厳しく、強く、気に入らなければ怒るタイプでした。
そんな気性もあって私は何かやることに委縮し、
やっても怒られ、やらなくても怒られ、
どうしたらいいのか分からない状況でした。
そんな状況がしばらく続いたのですが、
いつの間にか指導方法が変わっていることに気が付きました。
怒る前に、なぜそうしたのか、どうしたら良かったのかを
お互いに話すようになってました。
これまでは、なぜダメか理解できないまま怒られ、お互いに疲れていました。
何がダメで何がいいのか理解できるようになってからは、
遅いながらも進めるようになっていました。
できる人は自分から色々聞けるでしょうが、私は聴けないタイプでした。
休憩の時にでも分からないことを聞けばいいんでしょうが、
休憩中は仕事の話はしない方がいいと思っていました。
だってせっかくの休憩なんですから。
みんな仕事のことなんて考えたくないんだろうと思ってたんだと思います。
今もその気持ちはありますが、教える立場を経験したので、
休憩中でも聞いてもよいと思えるようになりました。
店長以外のスタッフも、私の教育はすごく疲れただろうと今は思います。
今の私があるのは、ここの経験があったからだと胸を張って言えます。
当時は申し訳なさしかありませんでしたが、今は感謝しかありません。
その後なんやかんやで社員になり、バイトから7年近くお世話になりました。
フリーター時代のコーヒー豆販売店
学生からお世話になった飲食店をやめ、2年ほど経ちました。
せっかくやめたから色々なバイトをしようと思ってました。
その中の1つがコーヒー豆の販売店。
コーヒーが好きで、社員も募集していたので、
ゆくゆくは社員になろうと思い働き始めました。
個人店で頑張れた経験から、「個人店なら成長できる」と考えてました。
結論から言えば、ここは1年くらいで辞めました。
理由は店長が強すぎたからです。
またかよと思われるでしょう。
しかし、ここはどうしても耐えらませんでした。
怒鳴る、切れる、不機嫌をまく、と私が委縮するタイプで、
始めは何とか耐えようと頑張りました。
だんだんしんどくなり、行きたくないと思い始め、
帰ってから泣くこともありました。
私のこれまでの経験が役に立たず、何もできない自分を再度認識しました。
ただ、ここの店長も自らを変えようと、
アンガーマネジメント講習を受けたりして、単純に感情を出すのではなく、
「指導」するための努力をしていました。
それでも、不機嫌の雰囲気や突発的な怒りは抑えられていませんでした。
私も耐えられずに辞めることにしました。
そもそもの相性やお互いの経験の違いもあるんだと思います。
ここの店長が一概に悪いとは言いません。
私も悪いところ=店長に合わせられなかったところがありました。
しかし、ここでの経験は次の職場で非常に活かせたので、
学べるところは素直に学ぶことは大切だと感じました。
まとめ
以上、個人店で働いた経験をまとめました。
この経験を通じて
雇う側、育てる側の気持ちや姿勢を実感することができたのは言うまでもありません。
今30代で育てる側に立った時に、
2人の店長の厳しく強かった気持ちも分かるようになりました。
お客さんや商品へのプライドや真剣さが出てしまうものだと理解できます。
正しく怒られ指導されているなら良いですが、
感情や個人的な怒りになっているようならそこは聞き流しましょう。
どうしても辛ければやめるのも有りです。
個人店は店長・オーナーの意見や色がほぼすべてです。
そこに合うか合わないかで、働きやすさや続くかどうかが決まると思います。
個人店は大手やチェーンとは違う楽しさ、やりがいもありますので、
興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね~